底地を親族間売買するためには
そもそも底地とは何か
底地とは、分かりにくい表現をしていますが借地権のついた土地のことを言います。
底地という場合は、借主側からみた借地のことではなく、所有者である貸主から見た土地のことを言います。例えばAが土地の所有者であり、その土地を借主Bに貸しているとするのならば、Aからみた土地を底地と言います。底地は、借地権がついた土地ですから、当然その価値は借地権がついていない土地をより安くなる可能性が高いです(例外的に地方では逆になる可能性もあります)。後で解説しますが、この価格の変化は親族間売買に大きな影響を与えます。
この底地を親族間で売買をすることは第三者間の不動産の売買と同様に可能で親族間では行えないということはありません。基本的に親族間であるか、ないかに関わらず少し特殊な売買になりますので、今回は底地の親族間売買について簡単に解説していきたいと思います。