抵当権設定登記とは
住宅ローンと抵当権設定
不動産の売買において住宅ローンなどの融資を受ける際、通常、抵当権を設定します。この抵当権の設定をすることを抵当権設定登記といいます。
抵当権とは、債務者が返済中であっても、債権者の自己使用が認められる担保権利のことです。金融機関から住宅ローンなどの融資を受けた債務者が所有する不動産に対して、その借入を担保するための抵当権設定をすることで、金融機関などの債権者の権利を保護するのが抵当権設定登記ということです。何の担保もないのに数千万円というお金を貸してくれるなんて都合のよい話しはありません。債務者にとっては、長い年月をかけて住宅ローンを返済していく中であってもその住宅で安心して生活してもらうため、債権者は万が一のとき、残債をちゃんと回収できるようにするためという、債務者と債権者双方の保護安心のために抵当権設定登記はおこなわれます。
抵当権設定登記がなされたときには登記簿の権利部(乙区)という部分に、次のようなことが記載されます。