戸建ての場合と何が違うの?
マンション特有の注意点は
戸建てを売買により取得した場合に行う手続きは、基本的には不動産の登記の申請だけになります(売買契約前の話をするならば境界確定などがあります)。これに対してマンションを売買した場合には、登記申請以外にもいくつか手続きが必要になります。
今回は、マンションを親族間売買した場合のマンション特有の手続きと、それを怠った場合の問題について簡単に説明していきたいと思います。
親子間や兄弟間など、親族間売買を専門とする行政書士・司法書士が売買契約から名義変更まで一括サポートします!
ホーム ≫ マンションを親族間売買する注意点 ≫
マンション特有の注意点は
戸建てを売買により取得した場合に行う手続きは、基本的には不動産の登記の申請だけになります(売買契約前の話をするならば境界確定などがあります)。これに対してマンションを売買した場合には、登記申請以外にもいくつか手続きが必要になります。
今回は、マンションを親族間売買した場合のマンション特有の手続きと、それを怠った場合の問題について簡単に説明していきたいと思います。
親族間でマンションの売買契約を締結し、登記が完了したら、まずマンションの管理組合に所有者の変更があったことを届出ます。これを区分所有者の変更届と言います。所有者が変わったことをマンションの管理組合に届出る手続きです。
所有者の変更届をすることにより、新たにマンションの所有者となった買主は、マンションの管理規約の変更の会合や、マンションに関わる情報の提供を受けることができます。
この区分所有者の変更届をしておかないと、マンション所有者の会合の出席出来なかったり、情報の提供が受けられなくなったりする可能性もあるため、登記手続きが完了次第、管理組合に連絡をすることが必要です。
もう1つ戸建てとマンションとの違いがあります。それは管理費、修繕積立金の存在です。
戸建ての場合は、管理費や修繕積立金がありませんので問題は生じませんが、マンションを売買する場合は、管理費や修繕積立金の取扱もしっかりと決めておく必要があります。
まず、先ほど説明した区分所有者の変更届に加えて、買主は新たな所有者として今後支払っていく管理費や修繕積立金の支払い手続きもします。区分所有者の変更届、管理費や修繕積立金の支払い手続きを経て、晴れてマンションの売買の手続き全般が完了します。
管理費や修繕積立金で大きな問題になるのが、売主側の売買契約以前の滞納です。
管理費や修繕積立金の滞納があった場合は所有者に対して請求がきます。当然、滞納があれば新たな所有者に対しても請求が来ますので、そこに注意が必要です。特に親族間でマンションを売買する場合は、わざわざ管理組合に状況を確認しませんので、売買の契約後まで問題が発覚しない可能性があります。
管理費や修繕積立金の滞納がある場合は、予め売買代金から滞納分を差し引いておく方法もあります。
そして売買代金の支払いと合わせて買主は滞納分の支払いし、管理費や修繕積立金が滞納にならないようにします。
売買契約前であれば、このような対策も取れますので、売買契約を締結する際は、マンションの場合は事前に管理組合に管理費や修繕積立金の支払い状況を確認しておくとよいでしょう。売買契約後に問題が発覚すると手続きが煩雑になるので注意が必要です。
ここまで説明してきた、区分所有者の変更届や管理費、修繕積立金については、不動産会社に仲介を受けている場合は、不動産会社から案内があります。そのため不動産会社からの案内通りに手続きを進めていけばトラブルになることは少ないと言えます。
しかし、親族間で不動産を売買する場合は案内をしてくれる人はいません。つまり、不動産の売買に必要な手続きが全て当事者である売主、買主で解決していく必要があります。これはマンションだけに限らず、戸建てについても同じことが言え、当事者で不動産の売買を滞りなく進めていく必要があります。不動産の売買は何度も経験するものではありませんので、問題や必要な手続きに気付きにくいこともあると思います。不動産の手続きは一度進めてしまうと元に戻すのに非常に苦労します。そのため、もし不動産の売買を親族間で行う場合に不安や不明なことがあるのなら、不動産の専門家にサポートしてもらうことをお勧めします。
当サポートセンターは、よしだ法務事務所が運営しております。
親族間で不動産売買が決まったら、まずは親族間売買サポートセンターまでご相談ください。当センターの国家資格者が、親族間の不動産売買を一括してサポートさせていただきます。
ご相談予約は、お電話(03-5830-3458 受付 9:00〜18:00 土日祝を除く)またはお問い合わせフォームより随時受け付けております。
親族間売買のコンテンツ総まとめ(気になる記事をクリック!)
スマートフォンからのアクセスはこちら