登記簿謄本は法務局で取得する
不動産の権利関係は登記簿謄本で確認できる
不動産の登記簿謄本の取り方ですが、全国各地にある法務局で誰でも取ることができます。
対象となる不動産を管轄する法務局へ出向き、必要事項を記入した交付請求書を提出するだけです。(法務局のホームページから管轄の法務局を調べることができます。)
※交付申請は、原則、管轄の法務局でおこないますが、全国すべての法務局のコンピューターが繋がっているため異なる法務局で申請をしても交付をしてもらえます。
登記簿謄本を取りに行くときの持ち物ですが、手数料を納付する際に必要な収入印紙くらいです。印鑑、身分証明書などは特に必要ありませんが、登記簿謄本を取る不動産の所在、地番(登記簿上の住所)を調べておく必要があります。これは、固定資産税納税通知書や権利書、登記識別情報通知などに記載されています。それでも分からない場合には法務局で教えてくれます。
※土地や一戸建てとは違うマンションの登記簿謄本を取る場合ですが、マンションのような区分建物の場合には専有部分と敷地の共有部分は一体化して登記されているので、専有部分だけを取れば問題ありません。ただし、昭和58年より以前に建てられたマンションの場合には、専有部分と敷地の共有部分が別々に登記されているケースがあります。この場合には、専有部分と敷地部分の両方を請求することを忘れないでください。
マンションみたいな集合住宅ではないが区分建物である場合も専有部分と敷地部分の両方を請求する必要があります。(例えば、3階建ての建物を、1階、2階、3階とそれぞれ独立させて別々に登記をしている区分建物など)