建物表題登記の必要書類
建物表題登記をするために必要な書類は次のとおりです。
・申請書
建物表題登記の申請書です。
・所有権証明書
建物が自分のものであるという所有権を証明する書類です。所有権を証明するものとしてはいくつかの書類があります。地域によって異なる場合がありますので事前に確認をしておきましょう。
[建築確認通知書]
建物を新築するときは、建築主、設計者、工事監理者、建築する所在地などを予め検査機関に報告して確認を受けなければなりません。その際に使われるのが建築確認申請書で問題がない場合には、確認済証というものが発行されます。確認申請の際に、正本と副本が用意されます。正本は検査機関が保管、副本はメーカーや工務店などに返却されます。ですから、建築確認通知書は、メーカーや工務店に請求をして用意することになります。
[工事完了引渡し証明書]
メーカーや工務店などが建物の完成後、建築主に引渡したことを証明する書類です。一般的には、完成する前に発行してくれます。
[検査済証]
建物完成後に完了検査をおこないます。問題がなければ検査済証が発行されます。これは、メーカーや工務店に請求をして用意します。
・住所証明書
所有者になる者全員の住民票の写しのことです。
・図面
建物表題登記のために図面作成が必要です。新築した建物の図面、各階の平面図が必要になります。
・地図
建物の所在が分かるような地図が必要です。
・写真
建物の写真を撮ります。建物全体を始めとし、屋根や階段などの各部など、色々な角度からの写真があるとよいでしょう。
・委任状
土地家屋調査士に建物表題登記の申請を代理してもらうために必要です。
専門家である土地家屋調査士が建物表題登記の申請を代理します。申請は、建物の建築後1ヶ月以内におこなわなければなりません。申請を怠った場合、過料に処されることがあります。